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Ayers Rock(Uluru-Kata Tjyuta National Park)
エアーズロック(ウルル・カタジュタ国立公園)
評価(10段階)
移動容易度 ☆☆☆☆☆☆
お勧め度 ★★★★★★★★★☆
必要時間 1日〜2日
「良い所」 世界的にも有名な一枚岩を登れる。感動の景観。
×「悪い所」 入園料が高い。エアーズロック登山は、出来ない日が多い。
●入園料
1人 25 ドル(3日間有効)
※世界複合遺産(1987年登録)


このオーストラリアを代表する自然が作った造形であるエアーズロック(ウルル)は、1番近い街(エアーズロックリゾート以外)でもアリススプリングスで450kmも離れています。その為アリススプリングスから、車で移動しても約6時間も掛かってしまいます。ノーザンテリトリー(北部準州)のレッドセンターに位置します


リゾート内ビジターセンター
日本からパッケージツアーなどを利用しても、ケアンズやシドニーなどで乗り継ぎをする事になります。

 エアーズロックリゾートを拠点に観光する事になり、最低でも1泊は必要です。尚、エアーズロックリゾートには、キャンプサイトから5星ホテルまで、様々なタイプの宿泊所がありますが、時期により予約は必要になってきます。エアーズロックリゾートとは、ウルル・カタジュタ国立公園を観光する方の為に造られたリゾートです。

リゾート内は、宿泊施設歯もちろんの事レストランやスーパーマーケットやお土産店、警察署、消防署、図書館などなどあり、リゾート内で働くスタッフ用の施設や酒屋などなど、1つの小さな町のようになっています。また、リゾート内には展望台も数箇所ありますので、無料でシャトルバスなど利用すればリゾート内の移動に非常に便利です。

エアーズロックリゾートに1番近い空港はConnellan Airport(コネラン空港)でリゾートからは、約5Kmの距離です。ただし、ウルル・カタジュタ国立公園の観光でお勧めは、セルフドライブでの観光ですが、エアーズロックリゾートには、レンタカー会社はありません。その為1番近くの町アリススプリングスで借りなければならず、日本からの観光は、ツアーを利用するのが一般的になっています。

エアーズロック周辺は特に何も無く牧場だけが広がっている為、ハエの多さには嫌気がさすと思いますので、あらかじめハエ避けネットを購入するなどの対処がお勧めです。これはもちろんリゾート内も同様です。


様子
(左上)エアーズロックリゾートの玄関口であるConnellan Airport(コネラン空港)。空港からはシャトルバスなども運行しています。(右上)リゾート内の様子。お土産屋もあります。(左下)リゾート内キャンプグランド。テントでも1泊約45ドルと少し高め。(右下)とにかくハエが多い。

エアーズロック(ウルル・カタジュタ国立公園)の観光
エアーズロックリゾートからエアーズロック(ウルル)まで、約19km離れておりその途中に、国立公園入り口の料金所があります。そこで入園料を支払いチケットとビジターガイド(マップ付き)を貰いいよいよ国立公園内へと入っていきます。道路は全て舗装されており、4WDは得に必要ありません。途中右にそれる道(マウントオルガに通じる道)が有りますが、エアーズロック(ウルル)はまっすぐです。

そのまましばらく走ると、エアーズロック(ウルル)が目の前に現れその大きさに圧巻されます。エアーズロック(ウルル)の周りにぐるっと一周できるサーキットドライブ(下記地図参照)があり、数箇所の駐車場と同様に周りを歩ける遊歩道があります。セルフドライブの方はまずこのサーキットドライブを周り様々な角度からエアーズロック(ウルル)を鑑賞するのも良いでしょう。


様子2
(左上)道路脇に立つ国立公園を示す看板。世界遺産マークもしっかり入っています。(右上)国立公園入り口にある料金所。ここで今現在登頂が可能かどうかも表示で確認できます。(左下)入園料を支払い進んでいくと、エアーズロックが間近に迫ってきます。(右下)周りを一周サーキットドライブがあり、様々な角度からエアーズロックを観察できます。

概要
エアーズロック(ウルル)は、今から約6億年以上前に海底に推積した花崗岩質の砂岩層が大昔の造山運動などにより隆起。その後、長い年月をかけてゆっくり侵食と風化、を繰り返しさらに地殻変動などにより、特に硬い部分が残り今の形になったといわれています。当時(約6億年前)は8.000m級の山脈の一部だったと考えられています。尚、地表に出ているエアーズロックは巨大な岩の一部で、全体の5〜10%です。

1万年前にこの地域に住み始めたアボリジニのアナング族の生活の場であり聖地でもあります。その先住民の言葉でウルル(日陰のところ)と呼ばれています。周囲にはたくさんの壁画も残されています。先住民(アボリジニ)は、たくさんの部族に分かれている為、全てのアボリジニの宗教の総本山的なものではなく、それぞれのアボリジニの部族ごとに聖地は異なります。

この場が白人により初めて地図に表されたのが1872年です。その当時2つの探検隊が地域に近付きErnest Giles(アーネスト・ジャイルズ)がキングスキャニオンの近くから、マウントオルガとエアーズロックを発見し名付けたとされています。

アボリジニの福祉政策などの理由でこの地に最初の観光客1936年やって来たとされています。更に1940年代に入るとこの地の観光事業の強化が行なわれ1950年代には観光バスサービスが始まりました。1958年に、この地をAyers Rock - Mount Olga National Park(エアーズロック・マウントオルガ国立公園)に指定し、最初のレンジャーとして勤めたのはオーストラリアの内陸部に精通したBill Harney,でした。

1985年にアナングに土地が返還され、Ayers Rock - Mount Olga National Park(エアーズロック・マウントオルガ国立公園)は改名されアナングの呼び名であるUluru-Kata Tjyuta National Park(ウルル・カタジュタ国立公園に変わりました。1987年には、この呼び名で世界複合遺産に指定されました。

今現在、エアーズロック(ウルル)は周囲9.4Km、高さ348mの世界最大級の一枚岩として世界各地から年間約50万人もの観光客を受け入れています。


エアーズロック観光
エアーズロックの観光は様々ありますが、やはり外せないのはエアーズロックの日の出、サンセット、登頂などだと思います。

例としてまずは早朝リゾートを出発し、日の出会場で朝日に照らされるエアーズロックを鑑賞すると時間によってエアーズロックの岩肌の色彩が変化し、感動できます。その後エアーズロックの山麓を歩いて回って見学したり、登頂したり、夕日の時間になればリゾートからの道中にあるサンセットビューイングエリアで夕日に染まるエアーズロックを鑑賞する。などが一般的です。もちろんその他色々なツアーもあります。例えばヘリコプターやセスナの乗って空から眺める観光や、ラクダに乗ってサンセットを望むツアー、更にはアボリジニガイドによるエアーズロックの散策ツアーなどなど。

エアーズロック(ウルル)ベースウォーク
1周約9Kmのベースウォークがあり、約3時間ほどで回れます。時間がある方には特にお勧めです。アボリジニが残した壁画やエアーズロックが間近に見れてお勧めです。

エアーズロック(ウルル)の日の出と夕日


エアーズロックサンセットビューイングエリア
エアーズロックの日のではサーキットドライブに入り、右にまっすぐ進むと駐車場がありその付近で鑑賞できます。勘違いしやすいのがエアーズロックの背後から日が上がるわけではなく、朝日がエアーズロックに反射して色が変わる様子を鑑賞すると言う事です。

サンセットは、国立公園に入りしばらく走ると左手にサンセットビューイングポイントがありますのでそこでの鑑賞となります。共に時間的に冷え込む為、かなりの防寒が必要になります。






エアーズロック(ウルル)登頂
エアーズロック登山口は西側の一箇所のみです。但し下記の様々な条件により登頂は、中止になることが多い。とにかく急勾配の為十分な注意が必要です。また、日中は気温がかなり上昇する為、日射病などにも注意しなければなりません。水の携帯も忘れてはいけません。特に歩きやすい格好とイボ付き軍手なども役に立ちます。

時間にすると往復で約2時間〜3時間のコースになっており、途中には、マウントコナーやマウントオルガなども確認できます。

最初の3分の1は特に急勾配の為鎖につかまっての登山となり、休憩も鎖につかまりながらになります。それを越えると少しだけ平坦な場所があり、そこを頂上だと勘違いしてしまう方も多いですが、頂上まではまだまだ長いアップダウンの道が待っています。道順は岩肌に白いペンキで塗られている点線に沿って進んでいきます。

道中では、360°平坦な台地が広がり、まるで別の星にでもやって来たかのような景色です。また、岩肌の窪みには時折水がたまり、そこでは、生きる化石のカブトエビなども見ることが出来ます。

◇エアーズロック(ウルル)登頂
西側の駐車場に駐車し、登頂できます。近くにはトイレもありますので登頂前には済ませましょう。(左上)登山口。ここには、看板が建っており、登頂の可否が確認できます。(右上)鎖までは、急斜面を這うように登っていきます。下には、岩がごろごろしており、そこは、それ以上先に恐くて勧めない人を皮肉って地元のガイドなどからはチキンロックと呼ばれています。(左下)チキンロック空の景色。(右下)登頂途中の景色。





エアーズロック登頂


この地域は、約1万年以上も前から先住民族アボリジニのピチャンチャチャラとヤンクニチャチャラ(この2つの部族の総称をアナングと言う)が暮らしていた。その後1873年にイギリスの探検家ウィリアム・ゴスが探検の途中で発見し名付けられました。由来は当時のサウス・オーストラリア植民地総督ヘンリー・エアーズから取ったと言われています。その後しばらくしてオーストラリア政府は、1985年正式にアナングにこの土地が返還されるまで特に取り決めをする事無く使っていました。(今日オーストラリア政府はアナングニこの地を借りて観光用に使用しています。使用料として年間A$150.000と入園料の25%を支払っていますが、年間約50万人の観光客が訪れますのでかなりの額になります。)
返還後もウルルの観光登頂は続けられていますが、アナングにとってウルルは聖地でありもちろん誰一人登る事はしませんし、観光客にも登って欲しくはありません。ただ、政府と観光客からの収入も貴重な為、仕方なく認めているだけです。ただ、今現在現実には、約70%の観光客が登頂しています。高さ348mの岩の登頂は、たった一つのルートしかなくしょっぱなから最大で46°の傾斜にもなり鎖にしがみついて登る形になります。吹きさらしで風も強く更に日差しも強為、毎年何人かの観光客が心臓発作や滑落事故などで亡くなっています。登るには、アナングに対しての敬意と十分な注意が必要です。

前述の通り登頂は、様々な条件から禁止になります。

 
・当日の最高気温が36℃以上になると予想される場合。
 ・25ノット以上の風が吹くと予想される場合。
 ・エアーズロックから50キロ以内の北西もしくは南西に強い低気圧が観測された場合。
 ・3時間以内に20%以上の確立の降雨が予想された場合。
 ・3時間以内に5%以上の確率の雷雲が予想された場合。
 ・エアーズロックの頂上より低い雲がある場合。
 ・その日の日の出前と日の入り後。
 ・エアーズロックにて救援活動が行なわれている場合。
 ・アボリジニの宗教・文化的行事が行なわれている場合。


◇エアーズロック(ウルル)登頂
(左上)まずは急勾配の斜面を鎖を使って登っていく。(右上)鎖を登りきったところでまだ全体の3分の1。振り向くと駐車場などは見えません。(左中、右中)後は、アップダウンを繰り返し、岩肌に記された白いラインに沿って進んでいきます。振り返ると遠くにマウントオルガが望めます。(左下、右下)頂上到着。周りは360°絶景に感動です。

オーストラリアの代表的な観光地。一目見る価値は十分にあると思います。


 エアーズロック(ウルル・カタジュタ国立公園) 所在地検索地図(マップ)

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