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Devils Marbles Conservation Reserve
デビルズマーブル保護区域
評価(10段階)
移動容易度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
お勧め度 ★★★★★★★☆☆☆
必要時間 1時間〜3時間
「良い所」 オーストラリアの大自然が体感できる。
×「悪い所」 位置的に不便。
●入園料 無料 
 但しキュアンプは車1台5ドル

キャンプ場は、3つある内の真ん中の駐車場ですが、舗装されていない道にそれなければいけません。トイレはキャンプ場と南の駐車場付近に有ります。


Devils Marblesは、ノーザンテリトリー(北部準州)によりしっかりと保護された場所です。

オーストラリア大陸の中央部(アウトバック)北部に位置しており、レンタカーかもしくは、オプショナルツアー以外での訪問は、非常に厳しいです。

さらには、拠点とする町からも距離がある為、日数的にもゆとりがないとなかなか訪れる事が出来ません。

距離で表すと、アリススプリングスから北に約400Km
、テナントクリークより南に約165Km、ダーウィンからですと実に約1160Kmも南下しなければいけません。

宿泊を考える場合は、デビルズマーブルにもキャンプ場は有りますが、キャラバンカーでなければ電気も無く過酷なキャンプになる為、テナントクリーク辺りに宿泊する事をお勧めします。もっと近場ですと、ワイクリフウェル辺りも便利です。



◇道中 大陸縦断道路スチュアートハイウェイを進んでいくとしっかりと看板が出ており迷う事はありません。デビルズマーブルを見学する為にはスチュアートハイウェイと平行している約1KMほどの道にそれます。その道路わきには無数もの奇岩を見ることが出来ます。4WDは必要ありません。

さて、デビルズマーブルとは、一体なんなのか?直訳すれば悪魔の大理石となるわけですが、もちろんこれは大理石ではなく花崗岩から出来ています。写真ではなかなか、伝わりにくいですが地域の面積は、約1800ヘクタールもの大きさで道の両サイドで非常にたくさんの奇岩を見ることが出来ます。

どのように出来たのか?
歴史的に考えれば、始まりは約1億7千万年前までさかのぼります。今日見ることが出来るデビルズマーブルズは、@もともと地中に埋もれた大陸地殻の表面(上部)にある花崗岩(マグマが固まって出来た層)でした。その際、砂岩や土などにより強い圧力がかかっており大きな岩に固められていました。


時間が進み、A地質が変化し花崗岩が持ち上がり砂岩が侵食すると、地面から花崗岩が出てきます。そして圧力がかからなくなると花崗岩に亀裂が入り、たくさんの大きな四角い形のブロック状の岩に割れていってしまいます。その後、雨や風にさらされ侵食が起こりB今のような状態になったと考えられています。

ここには、ひびが入ったり、完全に2つに割れてしまったりしている岩を見かけますが、これは、昼と夜の寒暖の差が岩を膨張させ、時には岩を壊してしまう事が原因と考えられています。

◇Devils Marble 通常英語で考えれば、Devil's Marbleとアポストロフィーが入ると考えてしまいますが、Australian Geographical Naming Convention よりオーストラリアの地名でのアポストロフィーは省略されることが多いです。

駐車場は、3箇所有ります。有名な2つの岩(上の写真)は北の駐車場で見ることが出来、南の駐車場では、約15分程の遊歩道が設けられています。

この遊歩道を歩いていると真っ二つに割れた岩などが見ることが出来ます。さらに野生動物もたくさん生息している地域ですので運がよければ、珍しいトカゲやカエルなんかも発見できるかもしれません。

◇ガイドウォーク オーストラリアの真冬のシーズンのみですが、レンジャーによるガイドウォークや、キャンプ場でのキャンプファイヤートークなども有りますので、行かれる方は事前にチェックする事をお勧めいたします。ノーザンテリトリー政府サイトhttp://www.nt.gov.au/nreta/parks/find/devilsmarbles.html

デビルズマーブルは、先住民族アボリジニと非常に深い関係に有ります。そもそも、その周辺一帯はアボリジニの土地(Aboriginal Land)の中に位置し、その地域のアボリジニは、デビルズマーブルの事をKarlu Karluと呼びます。もちろん聖地の1つに崇められていて、特に重要な場所です。

アボリジニの部族の1つKaytetyeは、デビルズマーブルの事を虹色の大蛇の卵と信じています。上記にも記述しましたが、ノーザンテリトリーによって保護されているだけではなく、アボリジニの土地の一部を見学しているという気持ちを忘れずに散策したいと思います。


 デビルズマーブル 所在地検索地図

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