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永住ビザ取得について
私達がオーストラリアの永住権について考え出したのは、ワーキングホリデーでこの国に住みだしてすぐでした。私がアルバイトとして働く職場には、オーストラリアで長く生活している日本人が非常に多く(大半はオーストラリア人と結婚した日本人)、私自身も影響を受けたのでした。
前述のとおり色々な出来事が有り、最終的には独立技術移住という形で取得したわけですが、すぐに変わる法律との戦いでした。一時はオーストラリアの田舎で生活する(*1)ことを考え、車で6、7時間かけて田舎の大学の様子を見に行ったりもしました。会計花子が在学中にいつ法律が変わるかとビクビクしていました。
そうこうしていると、以前勤めていた会社の経営が変わったり、法律もいい方向に変わったりと、今思えば全てがうまく進んでいったのかなとも思います。
今まではどっちつかずで、もしかすれば最終的には日本に帰らないといけないかもしれないという思いが有りました。
例えば、住む場所なんかもそうです。契約する際には、「一年も契約しても大丈夫なんだろうか?」とか「家具も気に入った値が張る物を買っても最終的には、捨てないといけないのかな?」など細かい所でいちいち考えないといけませんでした。
仕事をする上でも常に考えないといけない問題でした。自分たちは、ワーキングホリデー、ビジネス、学生などのビザを経験してきましたが、こちらで永住している人たちと比べれば、結局は一時滞在ビザの為に補助的な感覚で働いていました。
そんな生活をしていると、周りで現地の人と婚約や結婚をしてあっさりと永住権を取る人たちが恨めしくも思ったりしました。
移民局に行きビザをパスポートに貼ってもらい、とにかく苦労してようやく永住権を取得したわけですが、いつまでも浮かれているわけにもいきません。ようやく私達のオーストラリア生活が始まったように思います。
(*1)私達が取得した永住権のカテゴリーは、独立技術移住でポイントの合計が規定を越えれば永住権が取得できるというものです。そのポイントの一つに人口が少ない田舎に住むというものも有ります。
- 著者 ガイド太郎 -
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