■様子 ピンクレイクを見るポイントは、エスペランスの町から西にあるグレートオーシャンドライブを反時計回りに進むとすぐ道沿いに展望台が設けられています。 ■なぜピンクレイク？ 単純にピンク色に見えるので「ピンクレイク」という名前が付いたわけですが、ここは水中に生息するドゥナリエラ（Dunaliella）と呼ばれる藻類の一種と水底に生息する対塩性が高い高度好塩菌であるハロバクテリア（Halobacterium)と呼ばれる微生物が原因と考えられています。 これらは、共に非常に高い塩濃度の塩水湖で生息でき、塩濃度２．８パーセント程度の海水に対して３５パーセントまで生息可能です。 特に、ピンク色を作る理由として挙げられるのが、ドナリエラ（Dunaliella）が自身を直射日光から防ぐ為に大量に生産させるカロテノイド（天然に存在する色素でニンジン等に含まれる同じ色素である赤カロチン色素）で、ドゥナリエラ自身大発生すると水面がオレンジがかったピンク色に染まります。 ちなみにドナリエラが作るカロテノイドは、細胞の再生を助ける抗酸化作用に優れるとされ、老化防止やガンの抑制、抗炎症作用などの効果も報告されています。また動物に吸収されるとビタミンAに変わるため同じく西オーストラリア州のGeraldtonにあるハットラグーン（Hutt Lagoon)では世界最大の規模で、ドゥナリエラを栽培しています。また、これはオーストラリアのみ生息しているわけではもちろん無く、世界の至る所にある塩水湖で発見されています。 という事で、ピンク色を作る理由の大半はドナリエラによるものですが、前述のハロバクテリア（Halobacterium)との比率関係によってピンクの見え方が決まります。ハロバクテリア（Halobacterium)は湖底で生息しています。

Reference=http://www.tottorisakyu.jp/kyou/world/world21.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Main_Page

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