ゴールドコースト
Gold Coast AUSTRALIA
このコーナーでは、作者が住む町ゴールドコーストを紹介します。
どんどん開拓が始まり、高層マンションやホテルが立ち並び中心地の町サーファーズパラダイスは、特に賑わいを見せます。
ここは世界有数のビーチリゾートで、世界中から、そしてもちろん日本からも観光客やワ ーキングホリデーメーカーが毎年大勢訪れる、更に留学生や現地在住の日本人も少なくありません。 ちなみにゴールドコーストという街の名前は、ここだけの名前ではなく世界中に約20箇所はあると言われています。直訳すれば、「黄金海岸」。綺麗なビーチがある街にはこういった名前がよく使われるようです。
オーストラリアの中東部にあり、クイーンズランド州の最南端の町です。車で南へ数分も走れば州を越え、隣の州、ニューサウスウェールズ州に入ります。
約40kmのビーチは、鳴き砂で所々遊泳区間が設置されています。日本の様に防波堤などはなく、波が直接ビーチに入る為、サーフィンを楽しむ人々の姿をいたるところで目にします。
ゴールドコーストは、オーストラリアで7番目に大きな町(1番はシドニー、2番メルボルン、3番ブリスベン)で、現在約50万人が生活しています。晴天が多く、年間約280日は晴れるといわれています(慢性の水不足に悩まされています)。
人口増加率は、今のところオーストラリア内で1位で、ちょうどオーストラリアの団魂世代が、シドニーやメルボルンから定年退社後に温暖なこの町に移り住んできた為といわれています。
一年中温暖な気候に恵まれ、夏の平均最高気温が28℃、冬でも20℃です。海水温も年間平均で22℃です。緯度で言うと沖縄と同じぐらいで、沖縄から湿気を取ったような場所です。毎年世界各地から約4百万人程の観光客が訪れさまざまな人種で賑わいます。
観光地としては、海以外にもいろいろ有り、特にテーマパークに行かれる方も多いようです。さらに最近人気の場所としては、世界遺産にも指定されている内陸部(ヒンターランドと呼ばれます)の雨林散策などがあり、レンタカーなどで訪れる事も可能です。
テーマパークは、オーストラリア内ではゴールドコーストに集中しています。全体的に日本のものと比較すると小規模ではありますが、それぞれ特徴があり楽しめると思います。ただ、せっかく遠路はるばるオーストラリアまで足を運ばれたのなら、ぜひゴールドコーストの自然の方も堪能して欲しいものです。
簡単にテーマパークを紹介すると。
まずは、サーファーズパラダイスの町から1番近い場所に位置するのが、シーワールドです。海をテーマにしたテーマパークで、イルカのショーや、アシカのショー、水上スキーショー、白熊やサメの観察施設などが目玉になっています。タクシーなどでも町の中心から約5から10分の距離です。
次に、ムービーワールドですが、町から約15分1号線を北上すると左手に見えます。ここは、ワーナーブラザーズ映画のテーマパークです。映画のセットのような町並みと、絶叫マシンなどの乗り物、さらには火薬をたくさん使用するポリスアカデミーのスタントマンショーなどが人気です。
ムービーワールドからさらに5分北上すると右手にドリームワールドが有ります。こちらは、動物園とテーマパークが一体化しており、コアラ抱っこが可能となります。
これらの3大テーマパークは、中の乗り物は基本的には無料ですが、入場料は、大人で60ドル弱、子供でも40ドル弱と決して安くはありません。
プールのテーマパークも現在2つ有り、人気を集めています。1つは、ムービーワールドの近くにあるウェットンワイルドで世界の最新ウォーター・スライドやプールなどの全施設をまとめて亜熱帯のガーデンの中に設置し、御家族で1日中楽しめる場所です。
もう1つは2006年12月にオープンしたばかりのホワイトウォーターワールドです。こちらも同じくさまざまなウォーター・スライドやプールなどが有ります。
一個人のお勧めとしましては、ウェットンワイルドです。入場は1人40ドルで存分に1日中楽しめると思います。
夜の見所は、「土ボタル」という光る生き物を見れる場所でナチュラルブリッジなどが有名です。
オプショナルツアーでは、市内観光や3月~10月に催行されるクジラウォッチングなどが人気が有ります。
その他、いろいろな催しが行われます。代表的な催し物は、7月頃に開催されるゴールドコーストマラソンや10月下旬に4日間開催のインディーカーレース、さらには、トライアスロンレースやサーフィンの世界大会などさまざまです。
先住民アボリジニがこの地に付けた名前は、「クルルンガル」といい、意味は、ブーメランの木がたくさんある所となります。
ゴールドコーストの歴史
もともとは、2.200万年前に内陸部のツィード火山(現マウントウォーニング)の噴火が起こり、約5.000km2 人々の入植が始まったのは、1842年の自由移民以降です。そのころから伐採業が始まり、綿花栽培、サトウキビ、バナナ産業を経て1880年頃から牧羊業、さらに1920年代よりビーチリゾートとして注目され始めます。
今でこそ、たまにビーチでトップレスの女性を見かけますが、当時はなんと男性ですらトップレスは禁止だったんです。
サーファーズパラダイス
ゴールドコーストは、日本でいうと市でその中にはたくさんの町があります。それらの町の中で一番大きい町がサーファーズパラダイスと名付けられ、世界でもここだけの正式な町の名前です。
サーファーズパラダイスの中心部は、たくさんのお土産屋や、レストランで賑わいを見せます。
赤ラインが特に賑わう繁華街です。そのなかでもカビルモールは、歩行者天国になっており週末には大同芸人などもでています。
さらに海岸沿いのエスプラネードは、水曜日と金曜日の夕方以降露店が並び活気に満ちます。
サーファーズパラダイスの歴史
もともと町の名前は、「エルストン」という郵便局長婦人の名前でしたが、1933年に住民の希望により改名された歴史があります。(ちなみに一度政府より改名を断られた)
このまちは、日本のバブル期に日本の企業が土地を買い、投資目的などでどんどんマンションやコンドミニアム、ホテルなどを立て、バブル崩壊以降にどんどん手放し、海外の企業やオーストラリアの企業が買い受けていき、さらに大きくなっていっています。もともとは、日本人により大きくなった町です。